歴史・仏教・真宗>>龍谷大学仏教学叢書
華厳
−無礙なる世界を生きる−

藤丸 要 編
2,400円+税
四六判並製436頁
ISBN978-4-86566-029-6

倶舎
「奈良の大仏」で知られる毘盧遮那仏(盧舎那仏)を教主とする大乗仏教の精華『華厳経』には何が説かれているのか。インドで成立した『華厳経』の内容、中国・朝鮮での華厳教学の形成、日本における華厳宗の展開について概説し、さらのその思想の現代的意義や仏教美術史的・文化史的影響について多角的に論及。多彩にして豪華な華厳研究者らによる14篇の論考【龍谷大学仏教学叢書5】

【目次より】
第一章 『華厳経』とその美術
 『華厳経』とその教え
   −「入法界品」を中心にして−…………小林円照
 華厳経の美術
   −インド・ガンダーラを中心に−………宮治 昭
 
華厳経の美術
   −奈良時代の東大寺を中心に−…………梶谷亮治
第二章 中国の華厳
 中国華厳の形成−その光と影−………………木村清孝
 中国華厳思想の展開
   −社会変容に伴う問題意識の変遷−……吉田叡禮
第三章 新羅の華厳
 他人の仏でなく、自体仏を拝せよ
   −新羅華厳宗の実践的性格−……………石井公成
 新羅・元暁における華厳と浄土………………藤 能成
第四章 日本の華厳とその美術
 写経から『華厳経』関係経典の普及を考える……栄原永遠男
 日本における華厳宗の展開……………………藤丸 要
 東大寺の論義−華厳宗の論義−………………蓑輪顕量
 中世東大寺における講説
   −浄土往生をめぐる問題を中心に−……野呂 靖
 鎌倉の華厳………………………………………永村 眞
 高山寺の美術……………………………………赤尾栄慶
《特別講演録》
  華厳思想における現代的意義………………森本公誠

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

倶舎
−絶ゆることなき法の流れ−

青原令知 編
2,400円+税
四六判並製480頁
ISBN978-4-86566-008-1

倶舎
インドの大学僧・世親の『倶舎論』によって大成されたアビダルマ・倶舎の教え。仏教の基礎学として受け継がれてきた深奥な“法”体系のエッセンスに迫る。【龍谷大学仏教学叢書4】

【目次より】
第一章 法を分析する
 法の概念…………………………桂 紹隆
 三世実有と法体恒有……………武田宏道
 諸法の体系−いわゆる五位七十五法−
          ……………那須良彦
 法の因果関係……………………武田宏道
第二章 迷いの現実を明かす
 須弥山の宇宙……………………若原雄昭
 輪廻する生き物たち……………本庄良文
 迷いをおこすもの−業と煩悩−
          ……………青原令知
第三章 悟りへの道を探る
 修行道と智慧……………………田中教照
 禅定の実践………………………K・プラポンサック
第四章 無我を論証する
 無我の理論………………………武田宏道
第五章 絶ゆることなき法の流れ
 法に向き合った人々……………青原令知
 世親『倶舎論』の衝撃…………福田 琢
 確かな継承−倶舎学の伝統−…本多至成
 《特別講演録》
  アビダルマ誕生の最初の痕跡
          ……………コレット・コックス
               那須良彦 訳

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

天台
−比叡に響く仏の声−

道元徹心 編
2,400円+税
僅少
四六判並製440頁
ISBN978-4-903858-76-0

天台
「教観双美」(教義と実践行の二者一具)といわれる天台仏教のありようを、声明や造像を含めた幅広い視点から捉える。千日回峰行者など13人の多彩な執筆者による論考を収載。【龍谷大学仏教学叢書3】

【目次より】
第一章 中国天台の教義
 中国天台の特色…………………坂本廣博
 天台における修行の理念………武 覚超
第二章 日本天台の教義と展開
 日本天台の教学論争……………淺田正博
 天台本覚思想論…………………末木文美士
 院政期の浄土教…………………道元徹心
第三章 天台の実践行
 好相行の実際……………………堀澤祖門
 常坐三昧の体験を通して………小林祖承
 常行三昧の体験を通して………高川慈照
 天台の論議と看経行……………清原恵光
 千日回峰行の体験を通して……藤波源信
 天台修験の教義と実践…………田中利典
第四章 天台声明と芸術
 天台声明の実際…………………齊川文泰
 天台の仏像を彫る………………向吉悠睦
紀行文………………………………道元徹心

〈編者紹介〉龍谷大学文学部准教授

西域
-流沙に響く仏教の調べ-

能仁正顕 編
2,400円+税
四六判並製304頁
ISBN978-4-903858-65-4

西域
古来よりシルクロードが通り、多くの民族が興亡を繰り返した中央アジア。紀元前5世紀、インドで生まれた仏教は、ここ西域のオアシス諸都市でさまざまな異文化要素と融合して変容し、やがて中国・日本へと伝播していく。しかし独自の仏教文化を開花させた西域仏教も、13世紀以降、イスラームの浸透により衰亡の道を辿り、やがて流沙に埋もれ、忘れ去られることになる。本書では、大谷探検隊将来物をはじめとした文献や遺跡の図版多数を交え、多角的視点から日本仏教の源流である西域仏教の往時の姿に迫る。【龍谷大学仏教学叢書2】

【目次より】
第一章 大谷探検隊の足跡
 大谷探検隊の足跡をたどって……入澤 崇
 チベットの大谷探検隊……………能仁正顕
第二章 西域出土の仏教文献
 シルクロード出土資料からの発言
         …
上山大峻
 大谷コレクションと敦煌資料……三谷真澄
 トルファン資料の意義……………三谷真澄
第三章 西域にひろがる宗教世界
 仏教と異宗教………………………山田明爾
 ソグド人の宗教……………………吉田 豊
第四章 西域にひろがる仏教美術
 阿弥陀仏像の源流を求めて………能仁正顕
 西域の仏教美術……………………宮治 昭
 壁画復元……………………………入澤 崇

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授

唯識
-こころの仏教-

楠 淳證 編
2,400円+税
四六判並製400頁
ISBN978-4-903858-22-7

唯識
「こころ」を解き明かすことによって人を安らぎの世界へと導びこうとする「唯識仏教」。インド・中国・日本において展開した唯識仏教の成仏道を明らかにした上で、行基・貞慶の求道・実践の姿や興福寺の法会から、南都の学僧たちがこの教えをいかに受けとめ、どのような仏教文化を育んでいったのかを浮き彫りにする。また、西洋心理学・カウンセリングとの出会いにより新たな展開も見せる深厚な「こころの仏教」の現代における諸様相を読み解く。

【目次より】
第一章 唯識仏教における成仏道-インドから日本へ-
 インド唯識におけるヨーガの実践………芳村博実
 中国唯識における悟りの構造……………長谷川岳史
 日本唯識における行道観と臨終思想……楠 淳證
第二章 唯識仏教と興福寺
 唯識仏教の利他菩薩道……………………横山紘一
 興福寺貞慶の『愚迷発心集』……………多川俊映
第三章 興福寺の法会と伝統芸能
 中世興福寺の学侶教育と法会……………永村 眞
 南都の慈恩会………………………………松尾恒一

 興福寺と日本の伝統芸能…………………森谷英俊
第四章 伝統芸術とこころ
 安息の世界−聞香の「こころ」−………三條西公彦
 寂静の世界−造仏の「こころ」−………江里康慧
第五章 こころの科学
 唯識仏教と深層心理学……………………岡野守也
 こころとカウンセリング…………………友久久雄
 仏教カウンセリング………………………奈倉道隆
〈特別講演〉初期瑜伽行派における修行道の諸相
        ………………シュミットハウゼン

〈編者紹介〉龍谷大学文学部教授